自然と生命の大切さを後世に伝えると共に、本来あるべき自然や観光の姿を故本多静六博士が示したものに蘇生することが、今日の山中温泉の急務であり、山中温泉の将来展望を示すものと考えます。
東京駅から皇居までの銀杏並木(190mの行幸通り)は日本の玄関口「顔」であり、日本のシンボルロードといわれています。
行幸通りは都市環境改善に資すると共に、歴史と文化を生かした地区全体のデザインとの調和が保たれて美しい景観を示している。
このことから、皇室の公式行事や外国大使の信任状贈呈式などに使われる由緒ある道路でもある。なお、車道散水設備によりヒートアイランド対策がなされている。
山中温泉の菊の湯広場は山中独自の文化や工芸品を発信する場としての役割を担っています。
この山中温泉を代表する空間に東京大学象徴樹である銀杏を木製桝にて植樹する。
さらに、薬師通り、本町通りへと展開することで町の連続性を創りや調和のとれた一体デザインとして美しいまちづくりを創成する。